建築学科とは
心地よい空間をつくる
建築とは、地震や台風に負けない、気持ちの良い光や風を感じられる、そして心からくつろぐことのできる居場所をつくることです。 建築によって、住宅やビルだけでなく、街路や公園、都市空間などに居心地のよい空間を作ることができます。 建築に関わる幅広い分野の基礎知識や、みなさんの得意分野にあった専門知識を学ぶことができ、社会で必要とされる専門家になることができます。 小人数制の設計製図実習、充実した実験設備、そして学生と教員との距離がとても近い、それが建築学科の最大の魅力です。
特徴
最先端の教育研究?手厚い学生サポート
建築学科では「建築デザイン」「構造デザイン」「環境デザイン」の3分野の基礎をバランスよく修得した上で、3年次後期から志望のコースに分かれ、それぞれの研究室に所属して専門分野を学びます。また建築学科の「風工学研究センター」は、強風災害の低減や大気汚染、自然換気など、建築物と風に関わる課題に精力的に取り組んでいる世界屈指の教育研究拠点として高く評価されています。建築学科はマンツーマン教育をモットーに掲げ、一人ひとりの学生をきめ細かくサポートしています。例えば小人数制の設計製図実習は20名の学生に1人の教員が付いてじっくりと指導します。このような手厚いサポートは就職活動でも同様で、教員と学生の個人面談を、内定が決まるまで継続的に行っており、過去3年間の就職内定率はほぼ100%を達成しました。
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建築デザインコース
建築意匠、建築計画、建築史、建築構法など、建築のデザインを中心に学ぶ分野です。建築設計の理論と方法を学ぶとともに、製図やCAAD (Computer Aided Architectural Design) を通して設計した建物を表現する方法についても学びます。また、建築デザインコースでは哲学や芸術学などの文系に近い知性や感性を養うための授業も用意しています。
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構造デザインコース
建築物は地震、台風?竜巻などの強風、雪など様々な自然現象から人命や財産を守らなければいけません。構造デザインコースでは、これらの要因に対して安全な建築物を成り立たせるために、構造設計、建築材料、建築施工について種々の実験を交えて学ぶことができます。完成後にはあまり目には触れない部分ですが、地震大国、台風常襲国の日本で重要な分野を専門的に突き詰めて学べることが特徴です。
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環境デザインコース
人が快適に過ごすことができてこそ「いい建築物」と言えます。環境デザイン領域では、人が生活する上で必要不可欠な建物内の空調設備や給排水設備、電気設備、換気設備などの技術を学びます。また、室内でのシックハウス症候群や化学物質過敏症など室内での環境問題から、建物内の通風や換気性能について、さらには省エネルギーや大気汚染、ヒートアイランド現象など都市環境分野についても広く学べるのが特徴です。
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風工学研究
本学には、日本で唯一の「建築学?風工学専攻」があります。全世界で見れば、自然災害による経済的損失の85%は強風に関連すると言われており、風工学研究への関心は年々高くなってきています。「風工学研究センター」には、人工気候室や大型風洞実験施設など、日本でも有数の研究設備が揃っており、都市?建築物への風の影響に関する世界最高水準の研究が行われています。学生の中でも「風工学」の人気は高く、多くの学生が、ここで学んだ経験を社会に出て活かしています。
卒業後の進路ピックアップ
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総合建設会社
組織として世の多くの建築を建設する、一般にゼネコンと呼ばれる会社です。仕事は企画、営業、設計(意匠?構造?設備)、施工、研究など様々な分野に分かれています。
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建築設計事務所
意匠?構造?設備の計画全体を統括して、建築の企画?設計?監理を行う仕事です。個人的なアトリエから巨大な組織事務所まで様々な規模の事務所があります。
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ハウスメーカー
戸建住宅や集合住宅など、主に住宅を企画?設計から施工まで行う会社です。仕事は一般に営業、設計、施工など各部門に分かれており、適正に合わせ配属が決まります。
研究室紹介
建築デザインコース
構造デザインコース
環境デザインコース
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